Open AI社のChatGPTの新機能で、自分自身でオリジナルなGPTを作成することができるGPTs（GPT Builder）がリリースされました。
GPTsはChatGPTのカスタムバージョンを手軽に作成することができ、それを共有することができるようになります。そのためコーディングの知識などは一切不要です。
この記事では、GPTsの基本と実際にたくさんのユーザーが作成したGPTsの中から、画像生成カテゴリーの物で実際に試したGPTsを紹介していきます。
GPTs（GPT Builder）とは？
「GPTs（GPT Builder）」はChatGPTの新機能で、プログラミングの専門知識がない人でも、自然言語を用いて簡単に「オリジナルのChatGPT」を作成することができます。
また、他のユーザーが作成し公開した「GPT」を自由に利用できるため、個人的な用途やビジネスにおける広範なニーズに対応できるようになります。
AI版App storeのような存在になりそうなGPT storeが2024年1月にリリースされました。開発者は自身で構築したGPTをリリースすることができるようになります。
公開されたGPTsは検索可能で、高い評価を受ければ検索ボードの上位に表示される可能性もあります。また、ここから収益を得ることができます。今後、多くのユーザーがGPTsでオリジナルGPTを作成し、公開することが予想されます。
「GPTs（GPT Builder）」サービスは、「ChatGPT Plus」、「ChatGPT Team」、「ChatGPT Enterprise」それぞれの有料プランのユーザーが利用可能です。（月額約3,000円）
筆者が実際に使用したGPTsを紹介（画像生成カテゴリー）
①スーパーロゴデザイナ「ロゴ作る君」
ショップやビジネスシーンで使用できるようなロゴをチャット形式の簡単な質問に答えるだけで、即座に作成してくれるGPTです。
実際に生成されたものがこちら↓
昔ながらの純喫茶でくすみ系のカラーを基調とした「POARO」という名前のカフェのロゴを作成するように指示を出しました。
GPTs「スーパーロゴデザイナ「ロゴ作る君」」の使い方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
②かわいい企業キャラクターを1分で制作！
作りたいイメージに沿ったテーマを入れると、それに沿ったオリジナルキャラクターを作成してくれます。入力したテーマからキャラクター設定を自動で行い、設定合わせたキャラクターを作成してくれます。
実際に生成されたものがこちら↓
AIアンドロイドの美人先生というテーマで作成されました。
GPTs「かわいい企業キャラクターを1分で制作！」の使い方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
③AIエセ師 byLINEスタンプ職人
どんなスタンプを作りたいか要望を伝えるだけで、簡単にLINEスタンプを作成してくれます。詳細に内容を支えてあげるとよりイメージに近付くのでおすすめです。
実際に生成されたものがこちら↓
白い競走馬で目がくりくりして可愛らしくして欲しいと指示しました。
GPTs「AIエセ師 byLINEスタンプ職人」の使い方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
④Japanese Girls maker【日本人美女メーカー】
好みのヘアスタイルなど、聞かれた質問に答えていくだけで日本人女性の画像を生成することが出来ます。
実際に生成されたものがこちら↓
黒髪ポニーテール、笑顔、横顔、夜景を指示しました。
Japanese Girls maker【日本人美女メーカー】
GPTs「Japanese Girls maker【日本人美女メーカー】」の使い方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
⑤文字入り画像ペインター
テーマや作成したーイメージを伝えると、文字入りの画像を生成する事が出来ます。
実際に生成されたものがこちら↓
「Creative Drive」という文字を入れて、海の見える窓が大きいオフィス、男女がオフィスカジュアルで仕事したり話したりしていると指示しました。サイズも16:9で指定しました。
GPTs「文字入り画像ペインター」の使い方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
⑥Visual Weather Artist GPT
都市名を入力するだけで、その場所の天気と気温を表した画像を生成してくれます。
実際に生成されたものがこちら↓
GPTs「Visual Weather Artist GPT」の使い方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
⑦クレヨン画ちびっ子イラストレーター
作成したいイメージを伝えると可愛いクレヨンタッチのイラストを作成してくれます。
実際に生成されたものがこちら↓
白いビションフリーゼのイラストを子供が描いたような優しいタッチと指示しました。
GPTs「クレヨン画ちびっ子イラストレーター」の使い方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
まとめ
実際の生成物をご覧になられたと思いますが、GPTsでは簡単な指示で即座に質の高い画像やロゴが生成できるようになりました。もちろん生成AIなのでバグや意図したものと違う内容を返すこともありますが、十分なアウトプットだと感じました。
GPTs Storeもオープンし、これからどんどん新しく質の高いGPTが出てくる事が予想されます。
ChatGPTの有料会員であれば、GPTsでオリジナルのGPTの作成や今回紹介したようなGPTを利用する事が出来ます。まずは、ご自身で触れてみてはいかがでしょうか？今後もこのサイトではGPTsの内容を中心にAIに関する記事を投稿していきます。
